MICS NEWS Vol.6 Number 4 
          7.健康 
… 食と健康、疾病  etc. …
             

"F−020.細胞の老化原因とされる、ゲノムの一部の異常変化に特定のDNA配列が作用していることを、自然科学研究機構基礎生物学研究所の小林武彦助教授らが突き止めた。
           (中日新聞     2005. 9. 2  3面)

"
"F−022.茨城県などで発生が続いている鳥インフルエンザについて、農林水産省の「家きん疾病小委員会」は2日、感染源として「ワクチンの使用など人為的な経路も否定できない」との見解をまとめた。
    (毎日新聞     2005. 9. 3  2面)
    (朝日新聞     2005. 9. 3 38面)
    (日本農業新聞   2005. 9. 3 15面)
    (読売新聞     2005. 9. 3 39面)
    (日本経済新聞   2005. 9. 3 38面)
    (常陽新聞     2005. 9. 3 11面)
    (産経新聞     2005. 9. 3 28面)
    (東京新聞     2005. 9. 3 30面)

"F−077.鳥インフルエンザが発生した養鶏場の経営を支援する「家畜防疫互助基金」が、底をつく可能性が出てきた。被害拡大を防ぐため、鳥を殺処分した場合に、補償する制度。
           (朝日新聞(夕刊) 2005. 9.13 14面)
"
"F−087.アジアで流行しているH5N1型などの高病原性鳥インフルエンザだけでなく、弱毒型の鳥インフルエンザウイルスも人間に広がる恐れがあると、イタリア高等衛生研究所などのチームが発表。
           (茨城新聞     2005. 9.15 22面)
           (日本農業新聞   2005. 9.15 15面)

"F−123.農水省は20日までに、茨城県の鳥インフルエンザ発生に伴う全国一斉検査の結果をまとめ、茨城関連の31養鶏場以外には感染がなかったことを確認。
         (日本経済新聞(夕刊) 2005. 9.20 18面)
           (日本農業新聞   2005. 9.21  1面)
           (茨城新聞     2005. 9.21 23面)
           (産経新聞     2005. 9.21 30面)
"
"F−177.岩永峯一農水省は27日の閣議後会見で、茨城県内中心に発生が相次いだ鳥インフルエンザに関連して実施した約2,400戸の養鶏場に対する全国一斉検査の結果、「今回の感染は茨城県内に限られたものと判断している」と述べ、「今後は感染経路に関して10月中に取りまとめを行いたい」との意向を明らかに。
           (常陽新聞     2005. 9.28 11面)
"
"F−178.岩永峯一農水省は27日の閣議後会見で、茨城県を中心に鳥インフルエンザが確認されている問題に関連して、検査体制を強化し、1,000羽以上を飼育する全国の採卵養鶏場約4,000か所すべてで、家畜保健衛生所による検査を毎年1回行う方針を明らかに。
    (読売新聞     2005. 9.28 38面)
    (茨城新聞     2005. 9.28 23面)
"
"F−185.茨城県で弱毒性の鳥インフルエンザ感染が相次いだ問題で、生産者団体による「全国養鶏生産者決起集会」が28日、東京都内で開かれ、国や国会に対し、農水省が原則禁止している予防用のワクチンの使用解禁などの対策を求める決議文を採択。
           (産経新聞     2005. 9.29 29面)
"
"G−027.前川製作所は、境食鳥と共同で、鳥インフルエンザ防疫システムを開発。生鳥集荷用コンテナラインから集荷車両ライン、集荷作業者・集荷機材ラインまで一貫した防疫対策を構築。
           (日刊工業新聞   2005.10. 4 21面)
"
"G−043.鳥インフルエンザ問題で茨城県は4日までに、ウイルス感染が拡大した原因を究明するため、近く県内の野鳥と野鳥のふんを調べる方針を固めた。未承認のワクチンを使用した可能性も指摘されているが、県は独自に調査に。
           (茨城新聞     2005.10. 5 23面)
"
"G−044.動物衛生研究所は4日、6月に水海道市の養鶏場で発生した鳥インフルエンザのH5N2型ウイルス(弱毒性)の電子顕微鏡写真を公表。毒性の強いN1型ウイルスとほぼ同じ型をしていることが分かった。N2型の撮影は初めて。
    (毎日新聞     2005.10. 5 27面)
    (産経新聞     2005.10. 5 27面)
    (茨城新聞     2005.10. 5 23面)
    (読売新聞     2005.10. 5 35面)
"
"G−055.1918〜19年の世界的流行で2千万〜5千万人が死亡したとされるインフルエンザ「スペイン風邪」のウイルスが、97年以降に東南アジアなどで死者を出している鳥インフルエンザ「H5N1型」ウイルスとよく似た特徴を持っていることがわかった。米国の複数の研究機関の研究成果。
           (産経新聞     2005.10. 6  1面)
           (朝日新聞     2005.10. 6 38面)
           (東京新聞     2005.10. 6  1面)
         (日本経済新聞(夕刊) 2005.10. 6  2面)
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"G−056.橋本昌茨城県知事は5日の県議会の代表質問で、鳥インフルエンザ問題について「渡り鳥やカラスなど野鳥の検査を行い、原因究明に取り組んでいく」と述べ、感染が拡大した原因を究明するため、県内の野鳥を野鳥のふんを調べる考えを明らかに。
           (産経新聞     2005.10. 6 27面)
           (毎日新聞     2005.10. 6 25面)
           (常陽新聞     2005.10. 6  1面)
"
"G−057.橋本昌茨城県知事は5日の県議会の代表質問で、鳥インフルエンザに関して、防疫策として養鶏業者に対し、鶏舎内の衛生管理を徹底するよう指導を強化する方針を明らかに。
    (読売新聞     2005.10. 6 35面)
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"G−077.鳥インフルエンザ問題で、寺門誠致・農林水産省感染経路究明チーム座長は7日、茨城県内の養鶏場へのウイルス侵入時期は今春だった可能性があることを明らかに。
           (読売新聞     2005.10. 8 33面)
           (日本農業新聞   2005.10. 8  2面)
"
"G−078.茨城県で弱毒型の鳥インフルエンザが相次いで見つかっている問題で、寺門誠致・農林水産省感染経路究明チーム座長は7日、複数の養鶏場関係者が同じ商店を利用していたことなどから、人や車を介して感染が広がった可能性を指摘。
    (読売新聞     2005.10. 8 38面)
"
"G−080.茨城県の鳥インフルエンザ問題で、農水省は7日、中米で見つかったウイルスを基に製造された違法な予防ワクチンが使われた可能性があるとみて、同省の家きん疾病小委員会と感染経路究明チームの専門家らを9〜15日、メキシコに派遣することを決めた。
           (茨城新聞     2005.10. 8 23面)


"F−024.満腹まで食べる習慣のある男性は、がん化を抑える遺伝子の働きが弱まっている率が高く、逆に、キャベツやブロッコリーなどを多く食べたり緑茶を多く飲む無男性ではこの率が低いことが、東京医科歯科大の湯浅保仁教授らの研究で分かった。
    (毎日新聞     2005. 9. 4 28面)

"
"F−029.コレステロールの取りすぎが歯周病の原因となることを友藤孝明岡山大助手(予防歯科)らがラットの実験で確かめた。コレステロールの高い人に歯周病が多いことは分かっていたが、因果関係を実証したのは初めて。
           (産経新聞     2005. 9. 5 28面)

"
"F−040.茨城県漁政課は5日、那珂市内の久慈川の天然コイからコイヘルペスウイルス(KHV)を検出したと発表。県内でKHVが見つかったのは約1年ぶり。水産総合研究センター養殖研究所へ確定診断を依頼。
    (東京新聞     2005. 9. 6 23面)
    (常陽新聞     2005. 9. 6 11面)
"
"F−053.先月23日に那珂市内の久慈川で採補されたコイについて、茨城県は7日、水産総合研究センター養殖研究所の確定診断で、コイヘルペスウイルス(KHV)病と断定された、と発表。
         (常陽新聞     2005. 9. 8  1面)
           (日本経済新聞   2005. 9. 8 37面)

"F−059.茨城県の霞ヶ浦で03年10月、コイヘルペスウイルス病(KHV)に感染した養殖コイが大量死した問題で、県はKHVに感染しても発病しない耐性コイを育てるため、天然コイの稚魚の飼育試験を始めた。天然コイではKHVによる大量死は確認されていない。
    (毎日新聞(夕刊) 2005. 9. 9 18面)

"G−083.山口県は8日、防府市内の養殖業者の池で死んだニシキゴイ4匹からコイヘルペスウイルスの陽性反応が出たと発表。2003年に茨城県内で感染が確認されて以来、全国で山口県だけで確認されていなかった。
    (中国新聞     2005.10. 9 32面)

"
"F−052.感染すると人間や牛の脳をスポンジ状にしてしまう異常ブリオンは、大きさによって感染力にかなりの差になり、比較的小さめの粒子が最も危険であることを、米国立アレルギー感染症研究所のチームが突き止めた。
           (毎日新聞     2005. 9. 8  2面)
           (茨城新聞     2005. 9. 8 21面)
         (日本経済新聞(夕刊) 2005. 9. 8 22面)

"
"F−057.生体リズムを刻む体内時計を調節しているたんぱく質が、細胞内への脂肪の蓄積と密接に関係していることが、日本大薬学部らの研究で分かる。このたんぱく質は昼間は体内でほとんど作られず、深夜になると増える。「夜遅く食べると太る」仕組みが示された。
           (毎日新聞(夕刊) 2005. 9. 9  1面)
           (常陽新聞     2005. 9.11  6面)
           (朝日新聞     2005. 9.11  1面)

"
"F−067.野菜や果物、魚などをよく食べる食生活の女性ほど、乳がんになるリスクが低いことが、愛知県がんセンター疫学・予防部の広瀬かおる主任研究員らの大規模調査で分かった。
    (産経新聞     2005. 9.11 29面)
    (常陽新聞     2005. 9.11  6面)

"
"F−068.中国などで猛威をふるった新型肺炎(重症急性呼吸器症候群=SARS)ウイルスの主な感染源は、食肉用のハクビシンではなく、野生のキクガシラコウモリである可能性が高いとする研究結果を香港大学のグループが10日までにまとめた。
     (読売新聞(夕刊) 2005. 9.10 14面)
  (日本経済新聞(夕刊) 2005. 9.10 10面)
    (産経新聞     2005. 9.11  2面)
    (常陽新聞     2005. 9.11  6面)
    (朝日新聞     2005. 9.11  3面)
    (毎日新聞     2005. 9.11  3面)
    (フジサンケイビジネスアイ 2005. 9.14 10面)
"
"G−039.03年に中国などで大流行した新型肺炎(SARS)のコロナウイルスに関して、中国科学院は米国とオーストラリアの研究者と共同で、野生コウモリが感染源だとする研究結果を発表。
           (日刊工業新聞   2005.10. 5 23面)
       (フジサンケイビジネスアイ 2005.10. 7 14面)

"
"F−069.神経細胞に異常なたんぱく質がたまることで引き起こされる難病、球脊髄性筋萎縮症の治療に、抗がん剤の一種「17−AAG]が効果があることを名古屋大大学院医学研究科の祖父江元教授らのグループが動物実験で確かめた。
        (常陽新聞     2005. 9.12  8面)


"F−072.食品総合研究所の杉山滋主任研究官らは、食品などに対するアレルギーを簡単に調べる基盤技術を開発。血液中に含まれる抗体と呼ばれるたんぱく質が、アレルギーの原因物質をくっつく力を検出する。数分に短縮できる。
      (日経産業新聞(日経テレコン21) 2005. 9.13  7面)

"
"F−097.アルツハイマー病の原因たんぱく質「ベータアミロイド」が、悪化すると失明する恐れもある難病の加齢黄斑変異症を引き起こすことを東京医科歯科大大学院研究チームが突き止めた。
           (毎日新聞     2005. 9.16  2面)
           (朝日新聞     2005. 9.16  3面)
           (産経新聞     2005. 9.16  3面)

"
"F−109.日焼けで皮膚が赤くなる男性は黒くなる男性に比べ、血中のDNAを損傷する率が高いことを、入江正洋九州大助教授が突き止めた。DNA損傷は発がんのリスクを高めるため、赤く日焼けをする人は注意が必要。
    (毎日新聞     2005. 9.18  2面)

"
"F−113.インフルエンザウイルスを狙い撃ちして無力化させる「抗体酵素」を、県立広島大学生命環境学部の宇田泰三教授のグループが18日までに、人工的に作り出すことに成功。世界初の成功例という。
    (産経新聞     2005. 9.19  3面)
"
"F−137.米疾病対策センターのチームが21日、人で毎年流行するインフルエンザウイルスが、比較的安価な治療薬「アマンタジン」に対する耐性を急速に獲得、中国や香港で耐性ウイルスの割合が7割に及ぶ深刻な事態になっていると発表。
           (毎日新聞(夕刊) 2005. 9.22 12面)
         (日本経済新聞(夕刊) 2005. 9.26 22面)

"
"F−114.産業技術総合研究所は、アザラシ型のロボット「パロ」に、認知症(痴呆症)患者の脳機能を一時的に活発化させる効果があったとする研究成果を発表。
           (東京新聞     2005. 9.20 25面)

"
"F−117.津田敏秀・岡山大学教授(環境疫学)は、今日の日本では、アスベスト問題に対して「なぜ対策がここまで遅れたか?」などをからめて、疫学と呼ばれる方法論に対する理解が欠けていると指摘。
    (朝日新聞(夕刊) 2005. 9.20 15面)

"
"F−119.人間や動物に感染する8種類のウイルスについて感染歴の有無を国内の野生動物で調べた結果、イノシシが最も多い7種類で抗体陽性を示し、多くのウイルスの感染源となっている疑いがあることが岐阜大の源宣之教授らの調査で20日までに分かる。
         (日本経済新聞(夕刊) 2005. 9.20 18面)

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"F−130.米系ワイスは21日、急性骨髄性白血病(AML)の治療薬「マイクロターグ」を発売。病気の細胞に結びつく「抗体」と、抗がん剤を1つに結びつけた新タイプの抗体医薬品で、従来製品より効果の高い医薬品をして育成する。
   (日経産業新聞(日経テレコン21) 2005. 9.22 11面)

"
"F−143.筑波大学はこのほど、心筋梗塞や脳梗塞引き起こす動脈硬化の発症に、C反応性タンパク(CRF)と呼ばれる免疫系のタンパクが関わっている可能性があるとする研究成果を発表。
           (常陽新聞     2005. 9.23 11面)
           (産経新聞     2005. 9.24 25面)
           (毎日新聞     2005. 9.24  2面)

"
"F−168.日立製作所と機械メーカー、エクセル・オブ・メカトロニクスは26日、全身の筋肉が萎縮する難病「ALS(筋萎縮性側索硬化症)」で全く動けなくなった患者の「はい」「いいえ」の意志を読み取る装置「心語り」を開発、年内に発売すると発表。
           (毎日新聞     2005. 9.27  3面)
           (朝日新聞     2005. 9.27  3面)

"
"G−022.厚生労働省は3日、8月から9月にかけて米国に滞在し、帰国した川崎市の30代男性会社員が蚊が媒介する西ナイル熱に感染していたことが確認されたと発表。国内で患者が確認されたのは初めて。
           (日本経済新聞   2005.10. 4 42面)
        (茨城新聞     2005.10. 4  1面)
        (産経新聞     2005.10. 4  3面)
        (朝日新聞     2005.10. 4  2面)
        (東京新聞     2005.10. 4  1面)
        (毎日新聞(夕刊) 2005.10. 4  1面)

"
"G−026.千葉大学発ベンチャーのファーストラボラトリーズは、ペットの病気の原因となる真菌(カビ)の種類を判定する事業を拡充。従来は獣医を対象としていたが、飼い主からの注文にも低価格で応じ始めた。
           (日経産業新聞   2005.10. 4 19面)



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