MICS NEWS Vol.5 Number 10  
          5.生体機能 
… 機能の発見、製品開発 etc.
             

I−185.国際イネゲノム配列解読コンソーシアムは、イネゲノム塩基配列の完全解読を達成。日本の解読チームが13日、島村農水相に報告。
    (日本農民新聞 2004.12.25  6面)

I−187.大阪大学は、DNAの組み換え反応に必要なたんぱく質複合体を発見。成果は29日付けの米科学誌「セル」に掲載される。
    (日刊工業新聞 2004.12.29 13面)
    (茨城新聞   2004.12.29 17面)

I−188.米エネルギー省合同ゲノム研究所などは、ヒトの24種類ある染色体のうち16番のゲノム解読成果を、23日発行の英科学誌ネイチャーに発表。
    (日刊工業新聞 2004.12.29 13面)

I−197.京都大学は、さまざまな細胞になる能力をもつ「万能細胞」が、精巣の中にあることを突き止めた。ES細胞と同じ機能を持ち受精卵からつくるES細胞と比べ、倫理問題が少ないという。成果は、米科学誌「セル」に29日掲 載された。
    (日刊工業新聞 2004.12.29 13面)
    (日本経済新聞 2004.12.29 30面)
    (朝日新聞   2004.12.30 26面)
    (読売新聞   2004.12.29  2面)

I−200.群馬県は27日、小麦「春のかがやき」(仮称)の品種登録の出願をした。春のかがやきは、県農業技術センターが育成し「農林61号」と比較して、草丈が短く穂数がやや多く倒れにくい、5日程度早く収穫でき、うどんにしたときの麺の色弾力に優れ、オーストラリア産麺用小麦に近い特徴がある。
    (日本農業新聞 2004.12.29 11面)

J−024.(独)農業・生物系特定産業技術研究機構東北農業研究センターは、胴割れ米の発生が、出穂後10日間の高温が強く影響していることをあらためて確認。温度が高いと玄米の細胞が大きく粗くなる傾向があり、これが胴割れの多発と関係すると推測している。
    (日本農業新聞 2005. 1. 6  9面)

J−026.京都府農業資源研究センターは、ホウレンソウの萎凋病や立ち枯れ病を防ぐ乳酸菌を発見。微生物農薬の開発を目指す。
    (毎日新聞   2005. 1. 5夕 8面)

J−042.京都大学は、低温域でタンパク質の高発現を可能にするウイルスのRNAの特殊な配列を、インゲン、クローバーなどに寄生するウイルスから発見。
    (日刊工業新聞 2005. 1. 7 32面)

J−057.(独)農業・生物系特定産業技術研究機構畜産草地研究所は、桑の葉に減臭効果があることを確認。家畜やペットの飼料に桑の葉を混ぜて与えることで、排せつ物の悪臭対策に役立つという。今後、成分の特定をする。
    (日本農業新聞 2005. 1. 8  1面)

J−075.理化学研究所は、植物の生長必須ホルモン「ブラシノステロイド」と、伝達受容体「BR11」が結合する仕組みを解明。13日付けの英科学誌「ネイチャー」に発表。
    (日刊工業新聞 2005. 1.13 29面)
    (日経産業新聞 2005. 1.13  7面)

J−106.農林水産技術会議事務局は、現場への貢献度が高く革新的な研究成果を選定し「2004年10大研究成果」を公表。「イネゲノム塩基配列完全解読を達成」など話題性のある4課題の概要を紹介。
    (農業共済新聞 2005. 1.12 11面)

J−122.(独)農業生物資源研究所と大阪大学などの研究チームは、植物体のプラスチドと呼ばれる細胞小器官に存在する遺伝子産物のタンパク質が、植物体と土壌微生物の共生を制御していることを解明。
    (農業共済新聞 2005. 1.19  9面)

J−134.九州大学と奈良先端科学技術大学は、植物の葉緑体やミトコンドリアのRNA編集に、PPRタンパク質が不可欠なことを見いだした。
      (日刊工業新聞 2005. 1.20 29面)

J−143.理化学研究所と東京大学は、細胞内で情報伝達を制御しているタンパク質「イノシトール3リン酸受容体」の調節弁の結晶構造を解明。
    (日刊工業新聞 2005. 1.21 26面)

J−153.山之内製薬と理化学研究所は、朝になると活性化するDNAが、哺乳類の睡眠などをつかさどる「体内時計」のリズム形成の鍵を握っていることを解明。
    (毎日新聞   2005. 1.24 26面)
    (産経新聞   2005. 1.24 30面)
    (日経産業新聞 2005. 1.24  7面)
    (日刊工業新聞 2005. 1.25 25面)

J−154.京都大学は、高血圧にかかわる酵素が受精に関与していることを突き止めたと24日、米医学誌ネイチャーメディシンに発表。避妊薬やBSE予防に応用できる可能性があるとしている。
    (産経新聞   2005. 1.24 29面)

J−162.理化学研究所は、細胞内の小胞体で作られたタンパク質が生物の体の各所に運ばれる際、「Sar1」というタンパク質が出荷される新品の中から不良品を排除する役割をしていることを発見。
    (日刊工業新聞 2005. 1.25 25面)
    (日経産業新聞 2005. 1.24  7面)

J−170.東京大学と理化学研究所、万有製薬は共同で、非天然のアミノ酸をタンパク質に導入する合成酵素の立体構造を、大型放射光施設「SPrIng8」を用い原子レベルで解明。
    (日刊工業新聞 2005. 1.25 35面)

J−205.理化学研究所は、活性酸素から細胞を守るために働くタンパク質を発見。
    (毎日新聞   2005. 1.31  3面)

J−206.神戸大学は、食生活などがかかわる2型糖尿病は「P27」と呼ばれるタンパク質の動きを抑えることで改善できることを、マウスを使った実験で確認。
    (産経新聞   2005. 1.31 25面)
    (毎日新聞   2005. 1.31  3面)

J−207.東京大学と理化学研究所などの研究グループは、タンパク質内に人工アミノ酸を組み入れるのに使う特殊な酵素の構造を解明。
    (日経産業新聞 2005. 1.31  9面)



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