MICS NEWS Vol.5 Number 10  
           2.食の安全
             

I−190.(独)家畜改良センター岡崎牧場は、採卵用鶏約4000羽から鳥インフルエンザなどの病気に抵抗性のある系統選抜を終え、育種改良に乗り出す。
    (日本農業新聞 2004.12.29  9面)

I−192.政府は29日、「人獣共通感染症リサーチセンター」を北海道大学に17年度創設の方針を決めた。BSEや鳥インフルエンザなどの動物から人に感染する人獣共通感染症に限定した一元的な予防と、制圧に向けた研究と対策を推進する総合研究機関。
    (産経新聞   2004.12.30 22面)

I−196.遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーンは、北海道での遺伝子組み換え作物の栽培禁止を求め、賛同者の署名を集めている。来年1月末にまとめ、北海道知事に提出する。
    (日本農業新聞 2004.12.30 12面)

I−199.シゲタ動物薬品工業(富山県小矢部市)は、動物用鳥インフルエンザワクチンをインドネシアで1月末から製造を開始する。H5N1型鳥インフルエンザに対応し、鶏と猫向けの2種類。
    (フジサンケイビジネスアイ 2004.12.29  5面)

J−003.米農務省は29日、カナダ産の生きた牛の輸入を、生後30カ月未満の牛に限って3月7日から解禁すると発表。
    (日本農業新聞 2004.12.31  1面)
   (フジサンケイビジネスアイ 2004.12.31 23面)

J−009.カナダ政府は2日、アルバータ州の乳牛(雌8歳)1頭がBSEに感染していることを確認したと発表。
    (毎日新聞   2005. 1. 4  1面)
    (朝日新聞   2005. 1. 4  7面)
    (東京新聞   2005. 1. 4  3面)
    (茨城新聞   2005. 1. 4  2面)
    (日本農業新聞 2005. 1. 4  1面)

J−014.農林水産省は、中国産の食肉輸入急増に対応して中国の食肉工場の衛生状態やBSEの原因となる牛の特定危険部位を除去しているかどうかなど、現地調査に乗り出す。
    (日本経済新聞 2005. 1. 3  5面)

J−031.海洋水産システム協会とドコモ・センツウは、生産者から消費者までをコンピューターネットワークや携帯電話でつなぎ、さかなの出荷情報などがすぐにわかる「高品質漁獲物情報提供システム」の実証試験を開始する。長崎県の生産者と東京のすし屋を結び生産履歴情報などの提供を行う。
    (フジサンケイビジネスアイ 2005. 1. 6 16面)

J−035.米農務省は4日、04年の1年間で17万6468頭の牛のBSE検査を実施、感染が確認された牛はいなかったと発表。
    (日本経済新聞 2005. 1. 5夕 3面)

J−073.農林水産省は、中国の食肉工場の現地調査を近く実施する。中国からの牛肉輸入が急増し、中国の食肉加工場の衛生状態について安全性などを不安視する声に答えたもの。
    (産経新聞   2005. 1.11  9面)

J−076.カナダ食品検査局は11日、アルバータ州でBSE感染牛が見つかったと発表。
    (毎日新聞   2005. 1.12夕 5面)
    (朝日新聞   2005. 1.12夕15面)
    (産経新聞   2005. 1.13  8面)
    (日本経済新聞 2005. 1.12夕 2面)
    (日本農業新聞 2005. 1.13  1面)
    (茨城新聞   2005. 1.13 11面)

J−111.国際アグリバイオ事業団は、04年の世界の遺伝子組み換え作物の栽培状況報告をまとめた。世界の総栽培面積は8100ヘクタールで前年比20%の伸びとなった。中国、インドなどの発展途上国での伸び率が先進国を上回る。
    (化学工業日報 2005. 1.18 11面)
    (日本農業新聞 2005. 1.19  3面)

J−116.(独)食品総合研究所はプリマハムと共同で、O157とサルモネラ菌、リステリア菌の3つの食中毒菌の有無を同時に効率よく検査できる方法を開発。従来、検査結果判明まで3日かかっていたものが、1日程度で特定できることで被害拡大防止に期待される。
    (読売新聞   2005. 1.18夕 1面)

J−117.静岡県は、静岡市の清水港で遺伝子組み換え大豆やトウモロコシが、市民団体の調査で見つかったことを受けて確認調査を行い18日までに検査結果を発表。清水港の路上にこぼれていた大豆100粒とトウモロコシ30粒について、県環境衛生科学研究所がGM大豆・トウモロコシのDNA見本と照合したところ、すべてが陰性で遺伝子組み換え作物ではなかったと発表。
    (日本農業新聞 2005. 1.19 17面)

J−118.三共アグロは、(独)農業・生物系特定産業技術研究機構北海道農業研究センター、NTT東日本の協力を得て、インターネットを使った栽培履歴管理システムの実証試験を2月1日から開始する。農薬の使用回数などの記帳作業を会員制ホームページ上で出来る。本格稼働は4月1日からで、農家に無料で提供する。
    (化学工業日報 2005. 1.19  1面)

J−132.(独)農業・生物系特定産業技術研究機構北海道農業研究センターは三共アグロ(東京)と共同で、農作物の栽培履歴管理システムを開発。2月1日から全国規模の実証試験を開始すると発表。栽培過程の作業内容や時期、農薬、肥料などをホームページで記録すると、農薬使用時の適切な量や回数を自動的に確認できる。
    (北海道新聞  2005. 1.19  9面)
    (日本農業新聞 2005. 1.22  1面)

J−137.日米両政府は19日、米国産牛肉の輸入問題で牛の月齢を判別する方法に関する会合を開いた。米は、枝肉の色や骨などで肉質をチェックして月齢を見分ける方法を提案し、生後17カ月以下とみなされる牛を輸出対象とする案を提示。日本はこの提案を受け入れる方向で検討に入った。
    (東京新聞   2005. 1.20  8面)
    (読売新聞   2005. 1.20  8面)
    (日本経済新聞 2005. 1.20  1面)
    (日本農業新聞 2005. 1.20  1面)
    (茨城新聞   2005. 1.20  3面)

J−139.東京都は「遺伝子組み換え作物に関する検討委員会」を設置し、第1回検討委員会を21日開催する。遺伝子組み換え作物の栽培に関する動きや対応策について討議。
      (日刊工業新聞 2005. 1.21 21面)

J−146.米エール大学などの研究グループは、BSEの原因とされる異常プリオンが脳神経系やリンパ節などだけでなく、肝臓や腎臓などほかの臓器にも蓄積される恐れがあることをマウスを使った実験で確認。
    (朝日新聞   2005. 1.21 33面)
    (日本経済新聞 2005. 1.21  2面)

J−147.ユーワークス(つくば市)は、スーパーの店頭で野菜の生産履歴を簡単に確認できる端末を開発。パソコンの画面表示に触れるだけで、栽培風景や農家名、農薬使用回数などが確認できる。
    (日本経済新聞 2005. 1.21 35面)

J−168.日清紡は24日、JTと共同で6時間でコメの品種鑑定が可能なDNAマイクロアレイを使った検査方法を開発したと発表。
    (日経産業新聞 2005. 1.25 19面)
    (化学工業日報 2005. 1.25  7面)
    (日刊工業新聞 2005. 1.25 35面)

J−172.北海道は24日、来年度施行予定の「遺伝子組み換え作物の栽培に関する条例」案で、GM作物を栽培する田畑と周辺の田畑との距離について、国より厳しい基準を設ける方針を固めた。
      (北海道新聞  2005. 1.25  3面)

J−179.北海道は、遺伝子組み換え作物の栽培を規制する条例案に無許可で栽培した者に対し、懲役刑を含めた罰則を科すことを盛り込む方針を固めた。
    (日本経済新聞 2005. 1.26夕 2面)
    (北海道新聞  2005. 1.27  1面)

J−183.農林水産省は26日、食用農作物の種や苗を販売する際、農薬の使用回数や有効成分などの履歴表示を義務づける方針を固めた。野菜農家が苗を購入した場合、今の制度では苗に何の農薬が使用されたかが分からず、総使用回数などが不明だった。
    (朝日新聞   2005. 1.27 38面)

J−195.農林水産省は27日、食用農作物の種や苗を販売する際、農薬の使用回数や有効成分などの履歴表示を6月から義務づけると発表。
    (日本経済新聞 2005. 1.28  5面)

J−202.(独)農業・生物系特定産業技術研究機構近畿中国四国農業研究センター堀野俊郎研究専門員は、パンや菓子類、麺などへの利用が進む米粉の利用について、米に含まれる油成分の性質から米粉製品は、早期に消費する必要性があることを紹介。
    (日本農業新聞 2005. 1.22   面)

J−203.欧州連合は28日、02年にフランスで食肉処理されたヤギがBSEに感染していたことが分かったと発表。ヤギやヒツジの病気のスクレィピーではなく、科学的な検査でBSEと確認されたという。
    (産経新聞   2005. 1.30 30面)
    (毎日新聞   2005. 1.29夕 2面)
    (東京新聞   2005. 1.30  3面)
    (日本農業新聞 2005. 1.30  2面)
    (日本経済新聞 2005. 1.29 34面)

J−211.遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーンは28日、遺伝子組み換え作物を栽培しない地域を広げる「GMOフリーゾーン運動」を全国展開すると発表。GM作物を栽培しないという趣旨の看板を農地に掲げ、周辺住民などにGM栽培の問題を訴える。
    (日本農業新聞 2005. 1.29 11面)




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