”L−031.山形東亜DKK鰍ヘ、岩手大学と共同で、乳牛の胃液の水素イオン指数(pH)を連続的に計測し、健康状態を把握するシステムを開発。既に全国の研究機関などで実証実験を行っており、早ければ来春にも市販する計画という。乳量増や発育促進のため大量の穀物飼料が給餌されているが、過剰になると第1胃内で急激に発酵し、pHが著しく低下する。この状態が続くと蹄や乳房の炎症などを引き起こす可能性が高まるという。 【山形新聞 2015.3.13朝刊 9面】“ ”L−033.長崎県総合水産試験場と東京海洋大学は、トラフグの雄だけを生む技術を開発。雌との間で雄しか生まない親フグをつくり出すことに成功した。養殖に生かせれば、冬の味覚として知られ、高値で取引されるトラフグの白子が手頃な価格で食べられる可能性がある。研究チームは、雄特有のY染色体しか持たない「超雄」といわれるトラフグの雄をつくった。この超雄と雌との間に生まれる稚魚は雄だけという。 【山口新聞 2015.3.14朝刊 1面】 【佐賀新聞 2015.3.14朝刊 20面】 【長崎新聞 2015.3.14朝刊 1面】 【日本経済新聞 2015.3.15朝刊 38面】 【中国新聞 2015.3.16夕刊 4面】 【日刊水産経済新聞 2015.3.17朝刊 1面】 【日刊工業新聞 2015.3.19朝刊 35面】 【日刊ゲンダイ 2015.3.19朝刊 5面】“ ”L−041.和歌山県水産試験場は、組織培養技術を使い、近年需要が高まっている海藻「ヒジキ」の種苗大量生産に成功。今後、この技術を利用して県内の海岸に多数ある消波ブロックなどの人工構造物を利用した藻場造成を目指すという。試験場は「漁師からの要望も多い。課題もあるが、少しでも早く実用化したい」と話す。 【紀伊民報 2015.3.18朝刊 1面】“ ”A−002.農研機構農村工学研究所は、同じ井戸の深さが異なる二つの領域から同時に揚水する技術を開発。水質の良い地下水と良くない地下水が混合する地層で、混合を抑えながら揚水が可能という。地層の下部に塩水が浸入している沿岸地域などで、良質な地下水の利用につながることが期待されている。 【日刊工業新聞 2015.3.30朝刊 24面】 【農業共済新聞 2015.4.1朝刊 11面】 ”A−006.龍谷大学と京都大学などは、でん粉をバイオエタノールに直接変える酵母菌を発見。糖化と発酵を同時に行う多糖分解処理を必要としない一気通貫プロセスが可能で、10%のでん粉を含む液体培地を使った実験ではエタノール生産量は7日目に約8g/リットルに達したという。食品廃棄物を含めたさまざまなバイオマス資源からのエタノール生産への応用が期待される。 【化学工業日報 2015.3.31朝刊 3面】“ ”A−008.農研機構東北農業研究センターは、肉用牛の日本短角種に、黒毛和種の受精卵を移植(ET)して子牛を産ませ哺育させると、黒毛和種が産んだ子牛より発育が良いことを明らかにした。乳量が多い短角牛の特徴を生かし、短角牛経営に取り入れると、高値の黒毛の子牛が得られ、収益性が高まることが見込まれる。子牛を短期間で出荷でき、コストを低減できることと相まって経営改善に役立つをみている。 【日本農業新聞 2015.4.1朝刊 14面】“ ”A−052.大阪府立環境農林水産総合研究所は、乳酸菌などの微生物を生きたまま高速に粉末化する方法を開発。畜産飼料や土壌改良などに利用できる。この技術を使えば生きた微生物の乾燥粉末が低コストで大量に生産できる。乳酸菌などの微生物は、これまでも食品や畜産飼料、環境浄化、土壌改良に利用されている。スキムミルクや糖類、ビタミンCなどの物質を使い、微生物の生存率を90%以上に高める事に成功した。 【日本農業新聞 2015.4.21朝刊 16面】“ |
|
もどる
(c)Copyright 2000 by Food Microscience Network
All rights reserved