”D−018.慶応義塾大学は、海藻などに含まれる粘質成分「フコイダン」が、抗がん作用を持つメカニズムの一端を解明。同成分と同じ化学構造を持つ化合物を人工的に合成し、がん細胞に与える影響を調査。化学修飾のパターンを最適にすることで、抗がん作用が高まることなども分かったとし、新たな抗がん剤の開発に結びつく可能性があるという。 【日刊工業新聞 2014.6.30朝刊 23面】“ ”D−024.東京大学は、海綿動物が有用な物質をつくる仕組みを解明。抗がん剤の量産につながる成果として米科学誌ネイチャーケミカルバイオテクノロジー(電子版)に30日発表。チョコガタイシカイメンを使用し抗がん成分の製造に必要な遺伝子を調査。数珠状の細菌を突き止めた。この細菌は抗がん成分の原料となる物質を作っておき、外敵に攻撃されると酵素と反応させて抗がん成分となる毒を合成するという。 【日経産業新聞 2014.7.1朝刊 8面】“ ”E−002.株式会社アルマードと東京大学は共同で、微粉砕した卵の薄皮「卵殻膜」(ESM)の摂食により、潰瘍性大腸炎の炎症が抑制されることを発見。同大腸炎モデル動物による実験を実施し、炎症を誘発する免疫反応が抑制されるなど各種のデータを取得。新機能性食品素材としての産業創出に向け、取り組みを加速させている。 【化学工業日報 2014.7.25朝刊 6面】“ |
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