”C−045.農研機構近畿中国四国農業研究センターが開発した遺伝的に飛ぶ能力が無いナミテントウを、茨城県稲敷市にある天敵製剤メーカー「アグリセクト」から天敵製剤として販売を開始。商品名は「テントップ」で、従来の製品より防除効果が長持ちするという。販売に合わせ同機構はホームページに利用例などを記載したマニュアルを掲載。今月25、26日に露地栽培での利用にむけたシンポジウムを奈良県で開催する。 【日本農業新聞 2014.6.17朝刊 14面】 【化学工業日報 2014.6.17朝刊 1面】 【中国新聞 2014.6.17朝刊 27面】 【朝日新聞 2014.6.19朝刊 27面】 ”C−049.三菱樹脂は、畜産の飼料向けに稲わらを乾燥させるためのシートを開発。乾燥にはこれまで5〜7日かかっていたが、2〜3日に短縮できるのが特徴で、フィルムの加工技術などを活かすことで可能となった。開発したのは透湿防水性シート「乾っとシート」で、ロール化した稲わらから水分を蒸発させるために使用する。多孔質のポリエチレンフィルムを不織布で挟む構造で、雨等の水分を通さず、稲わらの水蒸気だけを外に放出する。 【日経産業新聞 2014.6.17朝刊 11面】“ ”D−004.東京都立産業技術研究センターは、施設園芸のハウスなどで、害虫侵入を抑制するために使用するステンレス糸製の金属ネットを開発。化学繊維製のネットに比べ、ハウス内の気温上昇を抑制し、耐久性が大幅に向上。都産技研は、農業・園芸資材メーカーへの技術移転により実用化を目指している。 【化学工業日報 2014.6.23朝刊 5面】“ ”D−057.農研機構・九州沖縄農業研究センターは、暖地向けの四季なり性イチゴの新品種「夏の輝」を育成したと発表。暑さに強く、夏から秋にかけて安定した収穫が見込め、商品果収量は10アール当たり1.13トンと従来品種「サマーベリー」の3倍近いという。萎黄病の抵抗性が強く育てやすいのも特徴。栽培適地は最高気温が30℃以下の産地で、果実の品質や商品果率を考慮すれば、九州の準高冷地辺りが南端になる。 【日本農業新聞 2014.7.12朝刊 1面】 ”D−065.カネカと水産総合研究センター中央水産研究所は共同で、食中毒を引き起こす貝毒プランクトンを短時間で簡単に検出できるキットを開発したと発表。従来は大型機器を使用し、検査担当者の経験や技能も必要なため、専門の試験機関でしか検査できなかったが、開発したキットはすりつぶした貝に特定の遺伝子を増幅する薬剤をかけて器具に垂らすだけで、約5分で判定できる。 【愛媛新聞 2014.7.15朝刊 18面】 【熊本日日新聞 2014.7.15朝刊 6面】 【長崎新聞 2014.7.15朝刊 7面】 【中国新聞 2014.7.15夕刊 4面】 【化学工業日報 2014.7.16朝刊 6面】 【日経産業新聞 2014.7.17朝刊 16面】“ ”D−069.日産化学工業、理化学研究所創発物性科学研究センターと共同で、大量の水を蓄えられる軟らかいゲルを開発。90%以上が水である2種類の原液を混ぜるだけでよく、いつでも好みの形のゲルを作る事が可能。農業や土木・建築、化粧品など幅広い分野での応用を目指している。ゲルは摂氏120度まで加熱しないと分解したい為、細菌が繁殖しても滅菌が可能という。 【日経産業新聞 2014.7.16朝刊 10面】“ ”D−072.宮城県農業・園芸総合研究所は、花粉が無いユリ品種「ルビーマジック」を育成。無花粉の品種は同県育成では初。花粉で花びらや衣服などが汚れる心配も無く、花は上むきに咲くため、花束などにアレンジしやすいという。県内の主力品種に加え、栽培の幅が広がると期待されている。 【日本農業新聞 2014.7.17朝刊 16面】“ ”D−085.沖縄県農業研究センターは、サクサクとした新食感の黒糖の製造技術を開発。堅く詰まった従来の黒糖とは一線を画し、減圧下で固形することで内部に空間を作り、口に入れるとすぐ崩れて溶ける食感を追及し、特許申請中。沖縄農業研究センターは「エアインチョコのように食感に特徴を持たせた黒糖製品はこれまでほとんどなかった」と県内企業を中心に新商品作りに活用してもらいたいとしている。 【琉球新聞 2014.7.23朝刊 5面】“ ”E−004.機能性やデザインを重視した農機具が注目を高めている。体力の衰えた高齢者の農作業を支える「ハイテク」型から、若手にアピールするデザインを取り入れたものも登場する予定。クボタが昨年発売した上半身アシストスーツ「ラクベスト」や、井関農機より植物の生育状況を把握する為の計測装置、ヤンマーから若手農家を意識したフェラーリのデザイナーによるトラクターなど、農機各社は国内市場の拡大に力を入れる。 【読売新聞 2014.7.29朝刊 8面】“ |
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