MICS NEWS Vol.15 Number 4

  
        1.食品機能  … 機能の発見、製品化 etc. …

”D−012.九州大学は、米油の原料に向く水稲の系統を育成。油を抽出する米ぬかの層が厚いなどの特徴があり、今後の品種登録を視野に入れ、育種素材としての活用を見込む。米油は胚を含む米ぬかを原料にして作り、調理用、米菓子、スナック菓子などに使用される。機能性成分も多く、菜種油や大豆油より酸化しにくく、油のにおいもしにくい。ただ一般消費者向けに商品は出回りが少ないという。
            【日本農業新聞 2014.6.26朝刊 14面】“


”D−018.慶応義塾大学は、海藻などに含まれる粘質成分「フコイダン」が、抗がん作用を持つメカニズムの一端を解明。同成分と同じ化学構造を持つ化合物を人工的に合成し、がん細胞に与える影響を調査。化学修飾のパターンを最適にすることで、抗がん作用が高まることなども分かったとし、新たな抗がん剤の開発に結びつく可能性があるという。 
           【日刊工業新聞 2014.6.30朝刊 23面】“


”E−002.株式会社アルマードと東京大学は共同で、微粉砕した卵の薄皮「卵殻膜」(ESM)の摂食により、潰瘍性大腸炎の炎症が抑制されることを発見。同大腸炎モデル動物による実験を実施し、炎症を誘発する免疫反応が抑制されるなど各種のデータを取得。新機能性食品素材としての産業創出に向け、取り組みを加速させている。
       【化学工業日報 2014.7.25朝刊 6面】“









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