MICS NEWS Vol.14 Number 4  
        8.データベース ・ソフト 

             

”D−003.理化学研究所は、モデル実験植物と作物遺伝子を横断的に検索できるデータベース(DB)を構築した。「SABRE2」と名付けたDBで、シロイヌナズナの遺伝子をもとに実験植物の情報を集めた従来のシステムに、新たにコムギやダイズなど農業上主要な6つの作物遺伝子を加え、150万を超える遺伝子クローン情報を1つにまとめることに成功した。 
          【化学工業日報 2013. 6.26朝刊  5面】“


”D−022.福岡県農業総合試験場は、土壌分析結果から自動的に診断書を作成するパソコンのプログラムを開発し、ホームページで公開している。各成分が適正かをグラフで示し、施肥設計を提案。過剰成分を減らし、コスト削減につなげられる。使い方は、作物や土壌の種類、土壌分析の値などを入力するだけ。 
            【日本農業新聞 2013. 7. 4朝刊 16面】“


”D−034.農研機構中央農業総合研究センターは、地域農業の現状や特徴をつかめる「地域農業情報」を農林業センサスを基に作り、ホームページで公表すると発表した。担い手経営の特徴や、将来の販売農家数の予測値などを都道府県や市町村、旧市町村単位で示す。「人・農地プラン」など将来ビジョンの策定などの活用を見込む。
   【日本農業新聞 2013. 7.10朝刊 14面】 


”D−038.日本土壌協会は、全国の農耕地土壌の種類や特徴がパソコンで瞬時に分かる土壌図データを完成させ、紙製だった土壌図をデジタル化してファイルの提供を始めた。自分の田畑の排水性、腐植含量、保肥力などが分かるため土地に合った作物を選んだり、施肥設計をしたりする場合の参考になる。 
           【日本農業新聞 2013. 7.11朝刊 14面】“


”D−044.農研機構果樹研究所は、果樹と茶で土着天敵を保全し活用するため、技術資料「生物の多様性を維持する果樹・茶の管理技術」をまとめ、研究所のホームページで公開している。全国の研究機関と共同研究し明らかにした成果で、天敵のすみかになる温存植物を紹介する。
           【日本農業新聞 2013. 7.16朝刊 14面】“


”D−047.水産総合研究センターは、有害赤潮プランクトンの分布データを地図上で迅速に表示するシステムを開発した。従来のシステムより拡張性を高め、将来は全国の海域に対応できるようにする。分布データは、ホームページアドレスから23海域、8種類のプランクトンについて検索できる。最新情報や過去のデータも、分かりやすく表示されるようになった。
         【日刊水産経済新聞 2013. 7.17朝刊  6面】“







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