MICS NEWS Vol.14 Number 2
          4.製品開発 … 食品、医療・医薬、サービス etc.              

”A−048.晨星(しんせん)興産(株)は、サツマイモの茎葉から、血流改善作用などが期待される「ポリフェノール」の抽出、精製を産業レベルで成功させ、機能性素材としての販売を開始した。サツマイモの茎葉には、ポリフェノールを構成する一般的な化合物である「クロロゲン酸」のほか、ほかの植物ではほとんど見られない「ネオクロロゲン酸」を豊富に含む。
           【宮崎日日新聞 2013. 4.16朝刊  9面】“


”A−053.農研機構生研センターは、リンゴの実を間引きする摘果作業を軽減できる専用ハサミを開発した。3枚刃構造で中央の刃を中心果に向けて挿入し、左右の刃が中央に向け閉じることで同時に複数の実を切断できる。新型のハサミを使うことで、摘果速度が最高で27%アップする。
           【日刊工業新聞 2013. 4.18朝刊 25面】 
          【日本農業新聞 2013. 4.19朝刊 14面】 
          【化学工業日報 2013. 4.19朝刊  4面】“


”A−057.大阪府立環境農林水産総合研究所などは、直売所向けの切り花出荷を、大規模な投資をせずに効率化する手法をまとめた。直売所の販売実態調査をもとに、出荷希望日に花を咲かせる調整技術や、店頭用のバケット、需要予測ソフトなどを開発。これらを組み合わせることで高品質の花を提供する。残品も防ぐことが期待できる。
 【日本農業新聞 2013. 4.22朝刊  7面】“


”A−062.JA鹿児島県経済連は、4月23日に鹿児島市内のホテルで、でんぷん用サツマイモの新品種「こなみずき」を使った商品発表会を開催した。こなみずきは、農研機構九州沖縄農業研究センターが開発した品種で、従来の「シロユタカ」より保水性に優れ柔らかさも長時間もつため、菓子や練り製品などの原料として期待されている。
【南日本新聞 2013. 4.24朝刊  8面】“


”B−023.大分県産業科学技術センターは、油を吸着する杉の樹皮でできたマットを開発した。油を吸着させたマットを、同じ杉樹皮で作った堆肥に混ぜて高温に保つと自生菌が油を自然分解し、堆肥になる。二酸化炭素排出量は灯油に混ぜて燃やす従来の手法の3分の1に減る。
             【毎日新聞 2013. 5.10朝刊 28面】“


”B−026.(有)環境資源応用技術開発研究所は、木製で手動式の家庭用生ごみ処理機を開発した。生ごみをためる木箱は、発酵が進むよう通気性や通水性が高い北海道産カラマツを使用し、内側に消臭力がある木炭とおがくずを練って張り付けた。生ごみに触れずに堆肥を混ぜられる工夫も施し、使いやすさに配慮した。 
         【北海道新聞 2013. 5.10夕刊 11面】“


”B−029.JA筑前あさくら、九州大学、福岡県農業総合試験場、(株)前川製作所、昭和電工ガスプロダクツ(株)は共同で、二酸化炭素を利用した柿の害虫フジコナカイガラムシの殺虫装置を開発した。柿の品質を維持しながら、安全と省力を両立、致死率を100%にする。試作機は一度に1.5トンの処理が可能で、手間とコスト、時間を大幅に圧縮できる。
           【日本農業新聞 2013. 5.13朝刊  1面】“





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