”A−075.広島県立総合技術研究所農業技術センターは、ナツミカン系と交配した国内初のレモン交雑種「イエローベル」を開発、品種登録した。種がなく酸味を抑えたのが特徴。新品種の酸度は5.5%で、国内で栽培される主要3品種より1%ほど低い。果汁量は1割ほど多く、通常6ミリ程度の皮は約4ミリと薄くて搾りやすい。 【中国新聞 2012. 4.21朝刊 1面】“ ”B−007.徳島大学と徳島県立工業技術センターは、徳島県特産のスダチの果皮に含まれる「スダチチン」に、脂質の代謝を改善し、体重増加を抑制する効果があることを明らかにした。スダチチンの具体的な機能が明らかになったのは初めて。スダチチンは有機化合物で、ポリフェノールの一種。 【徳島新聞 2012. 4.25朝刊 1面】“ ”B−019.農研機構九州沖縄農業研究センターは、日本麺(うどん)と菓子の加工適性が高い小麦新品種「ちくごまる」を育成した。「農林61号」並みのでんぷん特性を持ち、早稲種で稈(かん)長が短く、倒伏や赤かび病発生など登熟後期の雨による障害に強い。コムギ縞萎縮(しまいしゅく)病T型にも強い。製粉歩留まりが高く、小麦粉の色相も良い。 【日本農業新聞 2012. 5. 8朝刊 14面】 【化学工業日報 2012. 5.10朝刊 9面】 ”B−042.上田産業(株)は、新たなシイタケ菌「上田1号」を開発し、品種登録した。一般のシイタケと比べて肉厚で味が良いのが特長。上田1号で育てたシイタケは、一般のシイタケに比べてアミノ酸が約1.8倍、うまみを左右するとされるグルタミン酸が約1.5倍含まれ、味が良く栄養価も高い。肉厚で、収穫後も日持ちがする。 【北日本新聞 2012. 5.12朝刊 31面】“ ”B−053.佐賀大学は、柿や茶葉のポリフェノール成分を使って、水に溶けたセシウムを効率的に回収できることを発見した。回収率は柿渋でほぼ100%、茶葉のカテキンで70−80%。放射性セシウムの除染で、東京電力福島第一原発の事故で汚染された柿や茶葉を吸着剤として利用できる可能性がある。 【日刊工業新聞 2012. 5.18朝刊 1面】“ |
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