”L−071.農林水産省は、東京電力福島第1原子力発電所事故で放射性物質が飛散した農地での除染技術の実施方法をまとめ、「作業の手引き」(第1版)を作成した。表土の削り取りや、表層土と下層土を反転させる反転耕などの技術を作業の流れと合わせて説明。作業ごとの準備資材や進め方を紹介している。 【日本農業新聞 2012. 3.20朝刊 14面】“ ”L−088.福島県のJA東西しらかわは、東京電力福島第一原子力発電所の事故による健康不安や、いわゆる風評被害を払拭し、安心して今年の営農ができるよう、管内全域、7000か所以上の農地の放射線量を測定し、放射線量土壌マップを作成した。JA独自の詳細な地図作成は福島県でも初めて。今後、放射線量の程度に応じた営農、除染対策を進める。 【日本農業新聞 2012. 3.23朝刊 19面】“ ”A−018.京都大学は、水中で食品残さなどの有機物を植物が吸収できる無機態窒素に素早く分解する微生物群を選抜し、利用法を開発した。この微生物群を利用すれば、溶液槽に微生物群を定着させて有機物を肥料に栽培する「有機養液栽培」に取り組みやすくなる。有機養液栽培は、同大学と農研機構野菜茶業研究所が共同で開発した。 【日本農業新聞 2012. 4. 3朝刊 14面】“ ”A−045.三菱農機(株)は、放射性物質に汚染された農地の除染作業に用いる放射線遮蔽(しゃへい)キャビン付きトラクター「GCR1350」と作業機を開発した。密閉キャビンに特殊フィルターを装着し、キャビン室内に浄化された空気だけを取り込む。また、室内の圧力を高めることで、外気粉じんの侵入を防ぐ。 【日本農業新聞 2012. 4.11朝刊 14面】“ ”A−051.和歌山県果樹試験場は、深刻な農作物被害をもたらすイノシシの生態を把握するため、発信器を着けて行動パターンを調査した。その結果、ひと目につきやすい日中は、やぶ化した廃果樹園や広葉樹林で過ごしていることが分かった。果樹園での行動調査は全国的にもほとんどされておらず、貴重なデータになる。 【紀伊民報 2012. 4.11朝刊 9面】“ |
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