MICS NEWS Vol.12 Number 12
          4.製品開発 … 食品、医療・医薬、サービス etc.              

”L−003.島根県立隠岐水産高校は、日本海で捕れたサバと島根県川本町産のエゴマを使い、「えごま鯖(さば)缶」を開発した。健康増進効果のある成分を含む、島根県内の山海の幸を組み合わせたアイデア製品。完成した缶詰の内容量は1缶190グラムで、サバ本来の味を生かすため、蒸してあっさりした塩味に仕上げた。 
     【山陰中央新報 2012. 2.24朝刊  1面】“


”L−004.熊本県立阿蘇清峰高校は、白いイチゴの育種に成功し、品種登録した。赤い色を抜く交配を繰り返して育種した。新品種は「あその小雪」。表面は淡いミルク色で、艶がある。糖度は14、15で、酸味がほとんどない。全国の農業高校で白いイチゴを品種登録したのは初めて。 
          【日本農業新聞 2012. 2.24朝刊  1面】“


”L−013.農研機構野菜茶業研究所は、茶殻やコーヒー粕を原料に、高い効果を発揮できる殺菌用資材を開発した。再利用資源を利用するため、同資材は低コストに製造でき、しかも安全性が高い。大腸菌や野菜の病原菌を対象とする殺菌の実証実験では、数分内で完全殺菌が確認され、殺菌終了後、無害になる。
           【化学工業日報 2012. 3. 1朝刊  9面】 
          【日本農業新聞 2012. 3. 2朝刊 14面】 


”L−018.千葉大学は、石原産業(株)と共同で、遺伝子組み換え技術を使って青いコチョウランを作ることに世界で初めて成功した。青い花を付けるツユクサの遺伝子を桃色の花をつけるコチョウランの細胞に組み込んだ。この細胞から4年間かけてコチョウランを育て、今年2月中旬に青い花が初めて開いた。
             【読売新聞 2012. 2.29夕刊 15面】 
         【読売新聞(大阪) 2012.2.29夕刊 11面】 
          【日本農業新聞 2012. 3. 1朝刊 14面】  
           【千葉日報 2012. 3. 1朝刊  1面】“


”L−029.関西電力(株)と(株)環境総合テクノス、(株)松本微生物研究所は、土壌病害による果樹の連作障害を防ぐ微生物資材を共同で開発した。病原菌の侵入を防ぐ拮抗(きっこう)微生物5菌株と作物の生育を促すアーバスキュラー菌根菌(VA菌根菌)により、連作障害を防ぐ土壌をつくる。
           【日本農業新聞 2012. 3. 6朝刊  1面】“


”L−036.福岡県農業総合試験場は、甘く酸味の少ない極早生温州ミカンの新品種「早味(はやみ)かん」を育成した。収穫期は9月下旬〜10月上旬。糖度は10程度と、同時期に福岡県内で流通している主要な極早生品種に比べて1以上高い。クエン酸は100ミリリットル当たり約0.8グラムと、他の極早生品種より酸味が少ない。
           【日本農業新聞 2012. 3. 9朝刊 14面】“


”L−053.長野県野菜花き試験場は、麺が新そばのように緑がかった色になるのが特徴のソバの新品種「桔梗(ききょう)8号」を開発した。新品種は、実の殻を取ると、鮮やかな緑色をしているのが特徴。麺にしてゆでても緑色が強く出て、風味も良好。農家への普及は早くて2013年からになる見通し。 
          【信濃毎日新聞 2012. 3.14朝刊  6面】“




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