”E−083.日本原子力研究開発機構と奈良女子大学は、細胞を生きたまま観察できる新型顕微鏡を開発した。分解能90ナノ(ナノは10億分の1)メートルと従来の光学顕微鏡に比べて2倍以上高めた。生きた細胞をそのまま観察できるので、生体内の反応がどのように起きているかより詳しく探れるようになる。 【日本経済新聞 2011. 8.18朝刊 34面】 【日経産業新聞 2011. 8.18朝刊 12面】“ ”E−085.大日本印刷(株)は、酸素や水蒸気の侵入を防ぐ機能性の包装フィルムで、植物由来の製品を開発した。焼却時の二酸化炭素排出量を石油由来に比べて最大50%削減できる。開発したフィルムは原料にサトウキビを使った透明のポリエチレンテレフタレートフィルムに水蒸気や酸素の透過を防ぐための薄膜加工を施した。 【日経産業新聞 2011. 8.19朝刊 1面】“ ”E−091.三重県農業研究所は、極早生ミカンのマルチ栽培で、かん水の適期を簡単に判別できる道具、「水分チェックボール」を開発した。シリコン製の赤・黄・青の堅さが異なる3連の玉で、日没後に果実と玉を同じ手で握り比べ、三つの中で最も堅い青玉よりも果実が柔らかければ、かん水が必要だと判断できる。 【日本農業新聞 2011. 8.23朝刊 16面】“ ”F−022.(株)伊藤園は、アートファクトリー玄(株)と共同で茶殻入り容器回収ボックスを開発した。茶飲料の製造で出る残さをリサイクルし、廃棄に伴って排出していた二酸化炭素の削減や、ボックス内部の悪臭防止につなげる。ポリプロピレンやポリエチレンなどの樹脂に、伊藤園の飲料工場から出た茶殻を配合した。 【日経産業新聞 2011. 8.29朝刊 2面】“ ”F−042.農研機構中央農業総合研究センターは、清酒と泡盛の両方に使える初の酒造好適米「楽風舞(らくふうまい)」と、高温に強いすし用の米「笑みの絆」を育成した。泡盛の原料米は大部分をタイから輸入しているため、国産の安定供給につなげる。また、すし用米では温暖化を要因とする白未熟粒の問題を解決する。 【日本農業新聞 2011. 9. 9朝刊 14面】 【日経産業新聞 2011. 9. 9朝刊 10面】 ”F−071.太平紙器(株)は、間伐材の木くずに真珠貝(アコヤ貝)の貝殻の粉末などを混ぜて製造した新素材を使ったトレーやコースター、ペンケースなどを発売した。クッション性や耐水性に優れるほか、アコヤ貝の貝殻による抗菌効果もある。 【日経産業新聞 2011. 9.13朝刊 2面】“ |
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