MICS NEWS Vol.12 Number 6
  
        1.食品機能  … 機能の発見、製品化 etc. …

”F−028.ヤヱガキ醗酵技研(株)は、色が薄く商品価値のない兵庫県産ノリを発酵させ、肌の保湿力や肝機能を高める成分を引き出す技術を開発した。同社は数年内にも化粧品や健康食品として製品化する。
             【神戸新聞 2011. 9. 1朝刊 10面】“


”F−044.東京大学は、日本酒などの醸造に用いられるこうじ菌がビタミンをつくる仕組みを突き止めた。こんじ菌細胞内の器官で物質の代謝に関係する「ペルオキシソーム」がビタミンの一種「ビオチン」の生成に欠かせないことを確かめた。
          【朝日新聞 2011. 9. 1朝刊 33面】“


”F−050.キリンホールディングス(株)は、インフルエンザなどのウイルスに感染した時に働く免疫細胞を活性化させる乳酸菌を発見した。発見したのは「ラクトコッカス ラクティス」と呼ぶ乳酸菌の一種。特定の13株が免疫細胞の活性化を促し、免疫系を高めるインターフェロンアルファを多く出すことを確認した。
       【日経産業新聞 2011. 9. 7朝刊  7面】“


”F−054.石川県工業試験場は、石川県立大学、石川県農業総合研究センターと共同で石川県の戦略作物「能登大納言小豆」を使い、抗ストレスや血圧上昇抑制の作用があるとされる「ギャバ」入り機能性乳飲料を開発する技術を確立した。皮ごと砕いた能登大納言小豆を発酵させる際に、ギャバ成分の発生を促す植物性乳酸菌を加える仕組み。(株)六星が商品化に取り組む。
             【北国新聞 2011. 9. 8朝刊  5面】“


”F−059.フジッコ(株)は、黒大豆に含まれるポリフェノール成分が血中の中性脂肪の抑制や血糖値を下げる効果があることを確認した。高脂肪食のマウスのエサに黒大豆ポリフェノールを混ぜる実験をしたところ、体重や体脂肪率の増加を抑制できた。
    【日経産業新聞 2011. 9. 8朝刊 11面】“

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