MICS NEWS Vol.11 Number 8

         3.技術・装置等の開発 … 生産技術、分析、医療・医薬 etc.

             

"G−087.澁谷工業(株)は石川県農業総合研究センターなどと共同で、田植え時に水田にまく肥料を最適な量に調節する装置を開発した。田植機に取り付けたセンサーが、土壌中の窒素化合物などのイオンを感知する。車輪が土壌に食い込む深さも調べ、単位体積当たりの養分の濃度を計測する。これらを組み合わせて、分析機器で必要な肥料投入量を決める仕組み。 
           【日経産業新聞 2010.10.14朝刊 15面】

"
"G−091.石川県立大学生物資源工学研究所は、甲殻類などに含まれる抗酸化物質で、健康補助食品の原料などに使われる「アスタキサンチン」を、野菜から生産する技術を開発した。海洋細菌や緑藻から切り出した「アスタキサンチン」を合成する酵素遺伝子を、レタスなどの野菜の遺伝子に組み込み、野菜に含まれるβ-カロテンから大量生産が可能に。 
             【北国新聞 2010.10.15朝刊 37面】

"
"G−095.山梨大学と理化学研究所発生・再生科学総合研究センターは、遺伝情報を含む核を取り除いて冷凍保存したマウスの卵子から、クローンを作ることに世界で初めて成功した。再生医療に必要な体細胞クローン胚由来のES細胞の開発につながる技術として期待される。 
             【毎日新聞 2010.10.19朝刊 26面】
             【東京新聞 2010.10.19朝刊 24面】
           【山梨日日新聞 2010.10.19朝刊  1面】
             【毎日新聞 2010.10.19夕刊  8面】

"
"G−105.(株)七星食品は、さぬきうどんを混ぜた飼料を豚に与えると、肉質が柔らかく霜降りになることを突き止めた。 
          【産経新聞(大阪)2010.10.19夕刊 10面】

"
"G−108.長野県果樹試験場は、白紋羽病になったリンゴやニホンナシを治療する新技術を開発した。病気にかかった木の根元を中心にかん水チューブを張り巡らし、50℃の温水を地温が暖まるまで流すだけ。樹体に影響を与えず、環境への負荷も少ないとして普及が期待される。 
           【日本農業新聞 2010.10.20朝刊 14面】

"
"G−109.島根県大田市温泉津町の黒毛和種繁殖農家では、県内で初めて町内の遊休水田を使って、農研機構作物研究所が育成した飼料用稲「クサホナミ」を食べさせる立毛放牧を始めた。 
           【日本農業新聞 2010.10.20朝刊 14面】

"
"G−115.広島大学は、細菌に感染するウイルスの「ファージ」を使用して、トマトやジャガイモなどの青枯病を予防する技術を開発した。事前に苗や種イモにファージを与えておけば、青枯病の感染が防止できる。 
           【日経産業新聞 2010.10.20朝刊  7面】

"
"H−011.鹿島は千葉大学、医薬基盤研究所と共同で、漢方薬の原料となる薬用植物「甘草(かんぞう)」の植物工場向け人工栽培システムを開発した。ジャガイモやダイコンなど、根菜類の人工栽培への応用が期待される。 
     【フジサンケイビジネスアイ 2010.10.29朝刊  3面】


"H−017.鹿児島県農業開発総合センターは、畑土壌の窒素肥沃度の指標となる、可給態窒素量の簡易判定法を開発した。農家が自ら測定でき、施肥管理が容易に。
            【南日本新聞 2010.10.30朝刊  8面】

"
"H−021.山形県農業総合研究センターが育成した水稲品種「つや姫」について、県産の1等米比率が99.6%に達し、暑さに強いとされる品種特性を裏付ける結果となり、県内農家の作付意欲が高まりつつある。
             【河北新報 2010.11. 1朝刊 22面】

"
"H−022.兵庫県立森林林業技術センターなどは、コナラなどブナ科樹種で、希少キノコ「ホンシメジ」の人工栽培に初めて成功した。商品価値が高いことから、特産化を目指す。 
              【神戸新聞 2010.11. 1朝刊  9面】

"
"H−025.長野県林業総合センターと信州大学は共同で、地域の山林に切り捨てられたカラマツの間伐材などをホダ木として活用した、キノコの増殖システム技術の開発に乗り出す。森林空間の有効活用とキノコ生産を両立させ、林業の活性化につなげるための技術の確立を目指す。 
           【化学工業日報 2010.11. 2朝刊  9面】

"
"H−034.NPO法人しまねバイオエタノール研究会やJA全農しまねなどは、簡易型のエタノール製造装置「パイロットプラント」を開発した。コメやデンプン質系統の食品残さを原料に、24〜40時間程度で99.5度以上のエタノールを製造できる。
            【日本農業新聞 2010.10.31朝刊  1面】

"
"H−037.ウシオライティング(株)、昭和電工(株)、千葉大学は共同で、イネの栽培期間を太陽光より1ヶ月程度短くできる屋内向け発光ダイオード(LED)照明を開発した。天候に左右されない植物工場で、コメを収穫できる技術の確立につながると期待される。 
           【日本経済新聞 2010.11. 1朝刊  9面】
           【日本農業新聞 2010.11. 5朝刊  3面】

"
"H−040.農研機構東北農業研究センターは、大豆ホールクロップサイレージを高タンパク粗飼料として乳牛に給餌する技術の開発に取り組んでいる。これまで大半を輸入に頼っているアルファルファに代替する国産飼料として普及を目指す。
            【農業共済新聞 2010.11. 3    9面】

"
"H−052.ダウ・アグロサイエンスは、英プラント・バイオサイエンス・リミテッドと植物の根の発達に有用な技術の利用に関する独占契約を締結した。双方の技術を組み合わせ、ストレス耐性や栄養利用効率を高め、過酷な条件の土地でも高収性のある植物の開発を目指す。 
           【化学工業日報 2010.11. 8朝刊  9面】

"
"H−065.米国エネルギー省ブルックヘブン研究所やダウ・ケミカル社は、プラスチック原料を植物に作らせる技術を開発した。植物に遺伝子を導入し、ポリエチレンなどプラスチックの生産に使う脂肪酸の一種を生産する代謝経路の作成に成功した。
           【日経産業新聞 2010.11.10朝刊  9面】

"
"H−076.名古屋大学などの研究グループは、ホタルルシフェラーゼなどの生物発光を利用して、遺伝子発現を生きたままの細胞で、超高感度でリアルタイムに測定できる自動測定装置の実用化に成功した。 
             【科学新聞 2010.11.12    4面】

"






もどる


(c)Copyright 2000 by Food Microscience Network
All rights reserved