MICS NEWS Vol.10 Number 12          5.生体機能 … 機能の発見、製品開発 etc.
             

"L−007.東京大学は、タンパク質の働きを自在に調節するゲル状化合物を開発した。タンパク質の機能解明や薬の候補物質の探索などに活用できる。 
           【日経産業新聞 2010. 2.19朝刊 11面】

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"L−018.米ローレンス・バークリー国立研究所などは、遺伝子操作した大腸菌にブドウ糖を与えて、バイオディーゼル燃料を直接分泌させることに成功した。農業廃棄物を原料に、安価に生産できる技術として期待。 
             【朝日新聞 2010. 2.19朝刊 25面】

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"L−019.米カリフォルニア大学は、単細胞の緑藻コナミドリムシのqE欠失変異体「nPq4」では、3種類あるLHSCR遺伝子のうち、2つが消失していることを突き止めた。植物と藻類は異なったタンパク質を用いて、有害な余剰光エネルギーを消失させ、光合成装置を損傷から守っていることが明らかになった。
             【科学新聞 2010. 2.19    3面】

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"L−020.東京大学は、超微細炭素ナノ分子「フラーレン」を用いてマウスの体内に遺伝子を導入することに成功した。安全で安価な治療法への応用に期待。
             【毎日新聞 2010. 2.23朝刊  3面】
             【産経新聞 2010. 2.23朝刊 24面】

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"L−023.理化学研究所、科学技術振興機構、基礎生物学研究所などの国際共同研究チームは、アブラムシのゲノムを解読した。全体の90%にあたる4億5000万塩基対の配列を調べ、昆虫としては最多の約3万5000個の遺伝子を推定した。
          【日本農業新聞 2010. 2.24朝刊 18面】
           【日刊工業新聞 2010. 2.24朝刊 23面】
             【読売新聞 2010. 2.28朝刊 31面】
             【朝日新聞 2010. 3. 2朝刊 34面】
           【日経産業新聞 2010. 3. 4朝刊 12面】

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"L−036.オーストラリア国立大学は、魚から人につながる脊椎動物の進化の中で、大昔の地球規模の酸素濃度低下が肺呼吸をするきっかけになったとの学説を発表した。
            【毎日新聞 2010. 2.23朝刊 23面】

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"L−037.農研機構畜産草地研究所三森消化管微生物研究グループ長らの、牛の消化能力向上のために行っている、牛の胃「ルーメン」内の菌の研究紹介記事。
             【毎日新聞 2010. 2.23朝刊 24面】

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"L−042.英米の国際コンソーシアムは、地中海沿岸などを原産とするイネ科雑草「ミナトカモジグサ」のゲノム情報を解読した。 
             【朝日新聞 2010. 2.26朝刊 35面】

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"L−059.アイルランドダブリン大学は、競走馬サラブレッドの距離適正の見極めに使えそうなDNA配列の個体差を発見した。 
             【朝日新聞 2010. 3. 1夕刊  8面】

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"L−060.東京大学と北海道大学は、植物が根から栄養分を効率よく吸収する仕組みを突き止めた。
            【日経産業新聞 2010. 3. 2朝刊 11面】

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"L−063.北海道大学などは、シロイヌナズナを使い、植物の細胞内へのホウ素取り込みに重要な輸送体「NIP5・'1」が、土壌と接する側の細胞膜に存在し、細胞から外部へホウ素を排出するために重要な輸送体「BOR1」が、道管に面する側に偏って存在することを見いだした。 
           【日刊工業新聞 2010. 3. 2朝刊 24面】

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"L−066.東京大学は、細胞のがん化につながるとされている分子「フリーラジカル」に、ゴマ成分(セサモール)が接すると蛍光を発することを見いだした。蛍光試薬として実用化が期待される。 
           【日経産業新聞 2010. 3. 3朝刊 11面】

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"L−084.DNA情報を元にした植物の新しい分類体系が広まってきたことにより、類縁関係は遠いのに外形が似ている他人の空似を避けられるなど、植物の新しい分類の紹介記事。
           【朝日新聞 2010. 3. 2朝刊 34面】
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"L−088.東京大学は、ひも状の化合物とX字形をした2種類の化合物を組み合わせ、特定の光を当てると内部のタンパク質を外に放出するゲル状の「入れ物」を開発した。「入れ物」の中でタンパク質の長期保存も可能に。 
             【朝日新聞 2010. 3. 5朝刊 22面】

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"L−089.筑波大学は、生体内にある酵素の中に、タンパク質とRNAが共同で働く新しいタイプの酵素があることを見いだした。 
             【朝日新聞 2010. 3. 5朝刊 22面】

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"L−092.東京大学は、大脳皮質にあるマウスのヒゲ感覚情報の神経回路を新たに突き止めた。脳神経系での感覚情報処理の理解につながると期待される。 
          【科学新聞 2010. 3. 5    6面】

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"L−093.東京都臨床医学総合研究所と東北大学は、ガン細胞等でみられる異常蓄積や凝集化したタンパク質が、酸化ストレスに対する防御システムを活性化する仕組みを突き止めた。新たな抗ガン剤の開発につながると期待される。  
         【科学新聞 2010. 3. 5    6面】

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